2017/04

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シートンのうそつき

1.ある夏の昼下がり、おかっぱちゃんは一心不乱に庭の隅っこを掘り返していました。そこへ、仲良しのたか子ちゃんが、「あそボ!」とやって来たのですが、声をかけても気づかないみたいだったので、
2.たか子ちゃんはおかっぱちゃんのすぐ後ろまで行って、「ねぇ、何してるの??」と大きな声で聞いてみました。おかっぱちゃんは、少し ピクッとして驚いたみたいでしたが、振り向く事もせずに、黙々と 手を動かし続けながら、「ミミズ 掘ってんの。」と言いました。
「ミミズぅ?!何するの?!」たか子ちゃんは、興味津々で聞き返しました。
3.すると、おかっぱちゃんが初めて 振り返って たか子ちゃんを見ました。おかっぱちゃんのヒタイには、少し泥がついていました。よく見ると、プチッと赤くなっています。蚊に食われちゃったようです。そのヒタイをポリポリと小指の爪でかきながら、
4.「ホラ!今度 出た シートンの本、もう読んだ?」
「シートンの本?うん、読んだけどそれが??」
二人は、「シートン動物記」の愛読者なんだけど、この前、その新刊がでたのです。おかっぱちゃんは、その本を読んだのか?と聞いているのでした。
5.「で、それが??」たか子ちゃんがうながしました。
おかっぱちゃんは、またシャベルを握ると 土を掘り返しながら話を続けました。
6.「あのサ、その中でどんな犬とでも仲良くなれる秘密の薬の作り方が出てたんだけど、そこんところ読んだ??」
7.「ああ!読んだ 読んだ!!あれミミズからできるんだよねっ!!アッ!!それでぇ!おかっぱちゃん、つくるのぉっ?!」
たか子ちゃんが、目を輝かせて聞きました。
8.おかっぱちゃんは、うんうんと頭をたてに振りながら 傍らに置いた 少し大きめのビンを指さしました。ビンの底には、ウニャウニャと数匹のミミズがうごめいています。
9.「なかなかいないんだよねェ・・」と言ったそばから、「いたァ!!」うれしそうに叫ぶとシャベルの上でクネクネとお踊っているミミズを指先で積まんでビンの中にポン と放り込むと おかっぱちゃんは、たか子ちゃんを見上げて ニッコリしました。
10.たか子ちゃんが、ニカーッと笑って言いました。
「ねぇ、おかっぱちゃん あたしミミズがたくさんいる所、知ってるんだけど行く??」
11.「え?!ミミズ、イルトコしってんの?!」おかっぱちゃんは、身を乗り出しました。
「うん!知ってるよ。あたしんちの前のたんぼ、今 埋め立ててんの。使っていない田んぼだったからね・・ドブみたいな臭いがしているよ。たぶん、いると思う。」たか子ちゃんは、自信ありげです。
12.「行こうっ!!」おかっぱちゃんは、スックと立ち上がると 物置へと跳んでいき、おとうちゃんのスコップを引きずり出しました。
13.それから何分もたたないうちに、おかっぱちゃんは夏の日盛りの埃っぽい田舎道・をおっきなスコップと、ビンを抱えた たか子ちゃんを引きずって、足早に歩いていました。
14.久しぶりに、たか子ちゃんちの方に来たんだけど、しばらく来ないうちに、このあたりはずいぶんと様変わりをしていました。白いソバの花がきれいに咲いていた古い田んぼはエグラレタ様に、深く 掘り下げられて、赤土のそのまた下の粘土層までが露出して、のぞき込むと、吸い込まれるみたいでクラクラとしました。大きく深呼吸をして、空を見上げました。それからずうっと目を移して いつもは怖い 向こう側のお墓を見やると、なぜかホッとするのでした。
15.「おかっぱちゃあ゛ーんっ、早く はやくぅー!!」たか子ちゃんの声に我にかえって声の方を見ると、スカートの裾をパンツノ脚のゴムのぐるりに突っ込んで、ブルマーをはいたみたいになったたか子ちゃんが、遠くで手を振っています。
16.「今 行くよっ!」おかっぱちゃんは、ぬかるみに足をとられながら駆けつけると、たか子ちゃんは、青い運動ぐつを泥の中に半分 埋めてシャベルを柄まで泥んこにして、懸命に ふるっていました。ビンの17.中にはもう数匹のミミズが捕らえられて ウネッテいます。あたりには、くさーいドブの臭いが漂っていました。
18.「よォし!」おかっぱちゃんも、スカートをパンツの間に はさみこみ、ブルマー姿になってスコップを泥に突き立て ガボォッとしゃくり上げました。と、赤いミミズといっしょに、おかっぱちゃんの大好きなオケラが出てきました。
19.オケラっていうのは、昆虫なんだけどおよそ虫からぬ風貌をしています。明るい黄土色のからだはビロードみたいに密な毛で覆われ、オコジョみたいにとがった頭には小さくて 真っ黒な目・・なにより特徴的なのは、その前足でした。外側に向いたモグラそっくりな頑丈な代物で、この前足をおかっぱちゃんはこよなく愛しているのです。
20.おかあちゃんが言ったんだけど、このオケラに「おまえのキンタマ どォのくらい??」と聞くと オケラは「こォのくらいこォのくらいっ!」ってその前足で教えてくれるんですって!
めったに会えない この虫にちょっと聞いてみたい様な気はしましたが、今日は目的が違うのであきらめ、ミミズの採集に終始する事にしました。
21.二人が狂った様に、シャベルやらスコップをふるったお陰で、やや大きめのビンの中は、一時間くらいでミミズで溢れ、スキマも見えないくらいに。ちょっと見には、ビンはピンク一色に染まって見えました。
22.「すごいねェ・・」おかっぱちゃんが感心してビンを持ち上げながら言うと、「ネッ?!」とたか子ちゃんが、得意そうに鼻をピクツカセました。ニーッと見合わせた二人の顔には田んぼの泥が点々と とんでいました。
23.さて、問題は、秘密の薬を どこで製造したものか・・という事でしたが、協議の結果、おかっぱちゃんのおとうちゃんが、物置の屋根の上に作った 植木の台が日当たり抜群で、よかろうという話がまとまり、二人はまた来た道を、おかっぱちゃんの家を目指して、意気揚々と引き上げていきました。
臭い泥にまみれたスコップと運動ぐつを引きずりながら・・。
24.あの日から、十日あまりたちました。おかっぱちゃんは、物置の屋根の上に作られた、植木の台が気になってしかたがありません。下から見上げると、おとうちゃんの植木鉢の間から、あのビンの蓋が見えています。植木に水やりをする時 おとうちゃんにみつかったら、どうしよう・・と、ドキドキしていたのです。
25.だって、あんなものを見つけたら 絶対に、、可哀想な事をするんじゃない!!と叱られたあげくに捨てられちゃうに違いないんですもの。
26.「そろそろ、出来てるころなんだけどなぁ・・」とブツブツ言っていたら、「おかっぱちゃぁん!!」と、たか子ちゃんがとってつけた様に やって来ました。
27.「ねぇ、アレ もういいんじゃないかなぁ?!「
「うん。あたしも、そう思うんだ。「おかっぱちゃんは、コックリとうなづいて、「下ろしてみる?」と聞くと、「みるみる!」とたか子ちゃんが言います。
28「よしっ!」おかっぱちゃんは、庭隅に立てかけてあった梯子をズリズリと引きずってきて物置の屋根にかけました。グラグラしない様に、たか子ちゃんか、シッカリ おさえます。
29植木鉢の間から、ビンをとりあげてみて、おかっぱちゃんは、ビックリです。ビンを小脇に抱えて 一段 一段 慎重な足どりで下りて来た おかっぱちゃんは、地面にドンッとビンを据えました。たか子ちゃんも、さっそくシャガミこンデ、食い入る様に のぞき込みました。
30.さて、ビンの中には・・・ギュウ詰めにされたミミズの姿はなく、代わりに 上の方には何か黒っぽいヒモみたいなのが浮かんでいて、その下には、小さな気泡がたくさんはいった薄赤い水が。底には、泥が沈殿していました。とても、秘密めいた代物がそこには出来上がっていたのでした。
40.これが、どんな犬とも仲良くなれる「秘密の薬」なのでしょうか・・・
二人は、顔を見合わせました。ゴクリ と唾を呑み込んで、「開けるよ。」と、おかっぱちゃん。「うん!」と、たか子ちゃん。二人とも興奮を押さえきれません。
41.おもむろに、おかっぱちゃんは、ビンの蓋を回しました。ところが、蓋はビクともしません。で、もっと力を入れて 捻ってみたのですが、ダメです。「あれェ??」では、とおかっぱちゃんは、ビンを脇にはさむと、力まかせに蓋を捻りました。すると、シュッ トイウ微かな音がしました。「開いたね!」二人は顔を見合わせ、ニッコリです。
そのあと、クルクルと蓋を回すと、ポン トモボンともつかない異様な音がしました。小さな爆発音の様にも聞こえます。あたりにもの凄い 臭気がただよいました。今までにかいだ事のないイヤーナ臭いでした。
42.「ウヘェーツ!!」オカッパチャンガ、 のけぞりました。
それはそれは、世にも恐ろしい事が・・あの黒いヒモの様なものは、中身をスッカリ しぼり出されたミミズの なきがらであり、恨みの権化となったミミズ達が、一斉に おかっぱちゃんの胸元に、爆発音と共に襲いかかったのでした。
43.ところで、おかっぱちゃんは、遊びが汚いというので、いつもおかあちゃんお手製の カッポウぎかスモックを着せられていたんだけど、この日は昨日出来上がった 大きなポケットのついたかっぽうぎを着ていたんだけど、ミミズ達は、ようしゃなく、ベツタリとへばりついたのです。ワァーン!!必死で振り払ったけど、胸元には赤いシミと臭いが残りました。
44.グ、グェーッ。二人は、しばらく吐き気に見舞われ、せきこみました、そうして、気をとり直し 「凄い臭いだねぇ・・でも、ききそう!!」と、涙目で 庭を見やりました。そこには、二人の一部始終を眺めていたおかっぱちゃんの愛犬のチャックがいたのです。「チャックで試してみよう。」
45.二人は猫なで声で、「チャック チャック!!」ト呼びました。ひとのよいチャックは、尻尾を振りながら、なぁにィ?!とやって来ました。二人は、鼻をつまみ、それでも期待に満ちた顔で、「ハイッ!!」とあの液体をチャックに差しだしました。
46.どんなにチャックは、喜ぶかしら・・マタタビをもらった猫みたいになっちゃうのかなぁ?!二人はもうワクワクです。
47.しかし、チャックは、ニオイをかいだとたん、今まで 見た事がないほど、イヤーナ顔をしたかと思うと、ツツツ・・とカニみたいに横歩きで塀の際まで歩いていったが早いか、身を翻して(ひるがえして) 逃げ去ったのでした。
48その後ろ姿を唖然と見送った二人は、無言で顔を見合わせました。
「あたし、帰るわ・・」たか子ちゃんが、うつむいて言うと フワァーッと立ち上がって帰って行きました。
49.ハァーッとため息をつきながら、おかっぱちゃんは、小さく ツブヤキました。
「シートンのうそつき・・」この十日間の努力はいったい何だったのでしょうか。おかっぱちゃんの首はまた、かしげてもかしげても・・・
50.後にはまだあの赤い水が臭気を放っているばかり。おかっぱちゃん、11才の夏です。

というように50の節に分けられました。


追記/そして、またまたイチゴは・・
テーマ:ブログ
40数年前に私が愛犬と共に 盗って来た あの口も曲がるほど すっぱいイチゴが珍しくも多数 はびこり、密かに期待しているむねは、先日 ご報告いたしております。

庭のそこここで純白の花をつけていると、親父殿がニコニコしていたのがGWの少し前のことで、先週きいたら、青い実をつけたとのことで、

「いよいよかア!」
と、心待ちにいたしておりました。

練乳ならあの酸味には勝てるだろう・・そうだ、練乳をかけて、粗めに潰して製氷皿にながして、あとは夏に備えてストックしておこうかな・・だの、久しぶりにイチゴの果実酒が飲めるなア、とホクホクしていたのですが、

昨日、仕事が終わる頃、私を迎えに来てくれた親父殿が

「今年もイチゴ、だめだな・・」
と言うので、最近 忘れっぽくなったこの親父殿 いよいよきたかア・・と、少し 不安に。

で、またまたア!この間、たくさん花が咲いたって言ってたけど、違うの?と聞いたら、そうではなくて果実は色づき始めたんだそうです。

「んじゃなに?!あ、アリンコにやられた??」

我が家は、茶色だの黒だの大小様々なアリンコも棲息していて、夏場なんか うっかりすると、家の中を行進していたりするのです。

「いや・・」

じゃあ、なんなのサ?!と気色ばむとまあ!なんと・・・

我が家の愛らしい害獣3号の茜ちゃん柴犬10花月めが、イチゴ畑に分け入って、少し赤るんだのをセッセとお召し上がりになっていたのだそうです。

「ウッソオ!」

だって、我が家の歴代のワン公どもは、あの恐ろしい代物に手を出すやつは皆

無でま、今度のンンコ達にかんしては、13・4年はイチゴは実ってはいませんでしたので。分からないんだけれど、不安材料はあるんです。昨年まし、完熟して下に落ちている梅の実るをコンタとマリィが食べていたと言うのです。

完熟ですから、毒性もないし、それは美味しそうな香りはしていますが、あれこそ食べられたものではありません。なのに、食べていた・・信じられへん。

ですから、たまたま目撃したのが茜ちゃんだったとしても、1号と、2号も食べるのではなかろうかと・・少なくとも梅よりは美味しい・・

と、なると、滅法 鼻のきくやつらめには太刀打ち出来ません。

やれやれ、意外な伏兵がいたものであります。

ヤ、実らなかったものとして諦めることにいたします。到底勝ち目のない可愛らしい害獣ですから・・

え、さくをすればって?無駄です。コーギーのコンタには有効ですが、跳躍力のあるマリィと茜ちゃんには、いとも簡単に入れてしまいますもの。

でも、心配がもうひとつ。

ミニトマトで「アイコ」という細長い種類があるのですが、これは美味しい!今年は黄色種のものも植えてもらったんですが、危ないなあ・・昨年は大丈夫でしたが、好奇心の強い子犬が手を出して、美味しいと知れば、コンタもマリィも食べるに違いありません。これは、断固 譲れません。

ミニトマトに袋がけ・・あまり聞いたことありませんがやってもらうより仕方ないかもです。

アーア!それにしても、残念でありました。


Yahoo!
このようにイーセットをインストールした状況ではIEがこんな表示になるし、検索できない状況です。Google
プラウザのGoogleChromeは表示になります。OutlookもOKです
ですから、GoogleChromeでブログを書いたのです。なぜくいう現象がおきるのでしょうか
PCのOS・XP


八人目の婿さん
 
むがすむがす、ずうっとむがす。
 金持ちな長者さまあって、娘一人いたんだけど、婿とっても婿
とっても、みんな出はっていくんだと。
 これ聞いた一人の若ぇ者がいて、
 「だれぇ、命とられるわけでねえ。死ぬ気でつとめたらば、おれ、
つとまるかもしやねぇべし。行ってみる」
って、長者のどこさ行ったんだと。
 よろこんで迎えられて、一晩二晩たったんだと。
 すると、その娘がね、夜中になって白装束に身をかためてしや、
男に言ったんだと。
 「ほんとにわたしと添いたいんだらば、わたしの言うとおりにして
けろ。わたしについてきてけろ」
 そして、お墓のほうさ連れてってね、新しい盛りっこのどこさ行
って、土掘っくり返してしや、なかから、真っ白い、ぶくぶくした
腕、ずさっと引っぱり出して、
 「これ、おぶえ。おぶえ」
って、男さよこしたんだと。
 「ああ、これだな。こいっで、婿の人、みんな出はったんだな。こ
れでは、おれもいられねぇ」
と思ったけど、

 「おぶえ。おぶえ」
って言われっから、腹きめてね、そいつ背負って家まで帰ってきた
んだと。

 「そこさ、下ろせ」
って言われたから、台所のどこさ下ろして、そして、見てだっけぇ、
娘は大鍋出したらば、なかに血のようなもの入ってて、そこさ、じ
ょっきじょっきと死人の腕切って入れてね、ぐずぐず煮てね、むし
やむしや食ったんだと。

 そして、男のほうさ、むいて、

1盛りっこ‥盛り土
2おぶえ=おんぶしろ・背負え

「お前も食え」
ってね。
 口からだらだら血っこたらしてしや、食ってみせるんだと。
「わあっ。血だらけだ。これはたいへんだ」
 男は、一度は逃げかけたけっども、
 「ここで帰っていられねえ」
って思いなおして、そいつ食ったんだと。
 食ってみたれぱ、うんとうまいんだと。
 男が食ってるのを見たらば、娘がね、
 「あんだこそ、わたしの婿だ」
って言って、よろこんだんだと。
長者さまも出てきてね、
 「おまえは度胸あって、よく食ったな。お墓から掘ったのは餅で、
鍋さ入ってたのは小豆だ。明るいほうさ来て、よく見れ」
って言われて見たら、血だと思ったのは赤い小豆汁だし、死人の腕
だと思ったのは白い餅だったんだと。
 男は長者さま婿になって、その家うんと栄えたんだと。
 大きな長者の家を継ぐ者は、これ位え度胸すわって、落ち着いて
ねえくてわかんなかったのね。
 ハ人目で、やっと婿が見つかったのでね、このことから「娘一人
に婿ハ人」っつようになったんだと。
                よんつこもんつこ さけすた


カマド焚く


娘は、ヨッコラショと鍋をカマドにのせ
若者に「ホラ〜!ボサッとすんでネェで、カマドさ!火焚いてけろ」と
命じた。


ぐつぐつ




そして死人の右腕を胴体から切り離し
まな板の上で大根みたいに輪切りにすると
「鍋の蓋取ってけろ」と命じ
輪切りにした肉片を鍋にゴロゴロと入れた
そしてぐつぐつと煮て箸でつついて煮ぐあいを確かめ


食う娘








そしてそれにかぶりついてムシャムシャ食ったんだど、
口の周りは血糊がまっ赤について、まるで鬼女(おにおんな)!
そして若者に「お前(め)も食え!」って
口の血糊を手でぬぐった痕はまるで人を食った鬼だった。


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 前日記事

勇んで、長者様の所(どご)さぁ行ったんだど
喜んで迎えられて、一晩二晩経って---。



娘が白装束に身を固めて
「あんだ本当にわだしと添いたいならば、わだしの言うとおりにしてけろ、まずはわだしについてきてけろ」



そしてお墓の方さぁずんずん行くんだど
新しい土盛りさぁ行って土掘っくり返して、掘っくり返して---。
〜明日に続く---。

習作2日目、意外や意外---かえって語り部婆さんキャラだと、デフォルメとか表情の変化を付けるので難しかったかもしれない。長者の娘に私をモデルに使ってと熊本のmomoちゃんが申し出てくれ。茶髪をどう処理するかが問題でしたが白装束は手書きで顔の輪郭部分だけ髪はのこし、あとは黒のぼかしを入れた、部分的に髪、まつげを描き込んだ部分もあります。拡大しての細かい作業です。おかげで気品ある凛とした顔立ちになった。
 現物の写真をアートに仕上げました。写真よりイラストに近いですね。

momo


これが、白装束の娘の現物写真です。
だいぶ違うでしょう。Photosop で色々いじった。



墓



墓の現物写真、江戸後期の杉木立の中にある墓を加工した。

レイヤー





 ←これが娘のレイヤーで、1.まずコピーし2.乗算で合成してます。
画面を確かめながら。コピーのレイヤーの顔を消し、調子を整えます。
Photosop 7.0です。


みやぎの民話「八人目の婿さん」

  蒸し暑くなってきたがら、涼しくなるように
恐(お)っかねぇ話っこ聞かせっからな
ネットなんて言ったけ、サフィーン急がすいかも知ゃねげど
ゆっくり落ちついて聞いてケロ 



むがすむがす、ずうっとむがす。
 えれぇ金持ちの長者様の家(え)に
  年頃の娘っこ居(い)で、
婿をとっても婿をとっても、次々に出て行くんだど



こいづ、聞いた、水飲み百姓の若者
今で言うセレブ、長者の跡継ぎになれるつうごどで
「命とられるわけでねぇ、飲まず食わずの小作人の息子だぞ!
死ぬ気でつとめたらオレだってつとまるがもしゃねぇ」って


昨日、語り部婆さんだけで状況説明するとプランでしたが、今日、語り部の佐藤先生と午後から打ち合わせしまして「あんだの苦労はワカゲッと、そんでー無理あっからやっぱす絵入れだほうイイ」ということで、昨年、この作品をUpしようということで試作していた作品で流れの習作をUpしてみました。4時から作業にかかり6時にUpした超特急仕上げです。こういうだめ出しは舞台監督時代は良くあったことで開演1時間前に何とかしろというときは頭の引き出しを懸命に開けてアイデアをしぼりだしたものです。この緊張感は快感です。